トナカイは地球の一番北に棲むシカ科の動物ですが、フィンランドでは家畜として飼育されています。しかし日本ではサンタクロースのソリを引く、ロマンチックな童話の世界に棲む動物でもあります。
それゆえに、初めて間近に見る時、どう猛なイメージを持たれる方もあるようですが、それは間違いです。イネ科の植物や木の葉を食べ、冬は雪や氷をヒヅメで掘ってコケを食べる草食動物で、大変おとなしく、活発な行動はとりません。
そればかりか、元来トナカイは人になつかない動物です。が、当観光牧場では人に慣れてきたせいか、逃げたりはしません。
有料(200円)ですが、餌を手のひらに乗せ柵に近づけてみてください。そして愛らしい目やツノを観察していただければと思います。
現在約65頭を放牧していますが、毎年5月に可愛らしい赤ちゃんが生まれます。冬にはソリも楽しめます。
Q,トナカイの故郷はどこ?
北アメリカの北部や北ヨーロッパ、シベリア地方の寒い国です。 丸くて大きな蹄は雪の上を歩くのに適していて、そりを引いたり、荷を運んだり古くから家畜として役に 立ってきました。
Q,赤ちゃんはいつ生まれるの?
幌延のトナカイ牧場では、毎年5月から6月頃にたくさんの赤ちゃんが生まれるので かわいいトナカイの赤ちゃんに会えますよ。
Q,トナカイは何を食べるの?
だいたいは、こけや牧草を食べています。時には白樺の葉や皮、柳の葉や皮なども食べます。
Q,トナカイはシカの仲間なの?
そのとおり、トナカイはシカ科の動物なのです。ただし、シカと違うのは、雌雄の両方に 角が生えるということです。